幸せは 涙の終わりに 待機中
2023年10月のブログ記事
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哀しい日には 哀しいと心に書いて 涙を流していよう そうしていると すこしは 哀しみが 薄まって行く気がする
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切ない想い 風に託し あなたに届けと そっと祈る 独りぼっちの 私の心に つれない雨が ぽとんと落ちた 独り善がりの 寂しさだけが 元気よく歩き始める
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哀しみが 重たい日には 哀しみを 二つに割って 哀しみの層が 幾つ出来たか確かめたくなる
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また かなしみが わたしを おいこしていく いつも そう わたしのまえばかり あるいている なれてはいるけど こんなひは じっと みをかがめて こころを みつめていたい なにか うまれてくるまで ただ それだけを しんじて・・・
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名も無いか細い 野に咲く花だって 自分の色で咲いている 自分の顔で笑ってる 自分心で 一生懸命生きている 私だって 負けない様に 私の心で 私の顔で歩いて行こう 弱くても 微かでも 自分らしく 私らしく
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見上げると 泣きたくなるような青い空 流れて行く冷たい雲 みんな 遠くへ行ってしまう
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風に そっと 想いを伝えたら 西の雲が 頬を赤く染めた あなたの空へ届く頃には きっと 空一面 雲が 頬を赤く染めているかも・・・
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きみは 何時も情熱的に 空ばかり見つめて 恋まっしぐらだね そのゆるぎない想いと 澄んだ眼差しを すこし 分けてくれまいか
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暗い空 暗い夕暮れ 暗い心だもの 明るい木の下に立って 秋の音に聞き入っていたい
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やさしさってなんだろう やさしさって 本当は 涼風のようなもの 形も無く 姿も見えないけど 祈るような 慎ましい想い出 そっと 心に触れている
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欲があるから 哀しくなる 愛がるから 苦しくなる 心があるから 泣きたくなる でも 何もなければ 空しくなる
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洗い立ての青空が現れ 眩しい光が川面に映えて 新しい空気が通り過ぎる 下ろしたてのぴんとした風が 塞いでい心の扉を開いて行く 心が晴れて行く 私が新しくなって行く
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自分の無力を感じた日 ぼろぼろ ぼろぼろ 毀れる涙 自分が虫けらのように 思えて来た
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寂しさの中を そっと 覗いたら 涙になる前の哀しみが じっと 座っていた
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もう 涙の準備はしなくていいよ 悲しみにさよなら出来るから ほら 風の優しさに触れてごらん 心が軽くなれるから ほら 青い目の空を見つめてごらん 澄んだ想いが生まれてくるから 太陽だって ずっと あなたを見ているよ 心配しないで歩いて行こう 心を見つめて 自分を信じて
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穏やかな陽ざしが咲いて おとなしいこころがあって にこにこした私がいる そんな 何でもない当たり前の事 その 何でもない事が とっても嬉しい日がある
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白い雲に 赤いものをひょいと混ぜたら あったかな夕焼けが生まれた 悲しみの口先に ひょいと混ぜれたら にこにこした私が 生れて来るかな・・・
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星が 泣いていた暗い夜 寂しさに誘われると また 落ちて来た悲しみの欠片 胸に当たると とても冷たくて痛い 夏の真ん中にいても 真冬のように寒い 濡れたオブラートのような私が しゅるしゅると縮こまって行く 震える心に 言い聞かせるように 一目散に手を合わせた
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きっと 哀しい夢でも見たんだね 今にも 泣き出しそうな暗い雲 声もかけられない 空がある 今日は風も何処かで怠けている 寂しさと遊び始めた私の心 風さん 優しい風をひとつください ため息を飛ばせるほどの 青い風を ひとつ
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寄せては返す 心の波 優しさに留まる事も 出来ず 哀しみに逆らう事も 知らず 涙に返る事もせず 切なさに寄りかかり 彷徨い 移ろう 心の旅人
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青春とは 眩い錦の美旗 もう 私には 掲げる勇気も力もない
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秋は 愁いを抱えた 文学青年 ため息の文字を 綴るだけ
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私の心は 今にも壊れそうな 寂しい風船 ことばひとつで 萎んだり 凹んだり 風も無いのに 揺れて見たり 気持ちの波に 浮かんでいたり ため息の森で 躓いてみたり 涙の底に 沈んでいったり 朝日新聞 ローカル版 掲載 2014.7.31
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空の彼方から見れば ありんこほどの小さな私 そんな小さな命だけれど 泣いて 笑って 喧嘩して 心が折れてまた泣いて それでも 雨後の明日には また 晴れた空のように ケロリンと笑う 哀しい事も有るけれど また ケロリンと笑う
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青い空に 白いカーテンを降ろし 空は 雲をとき色に染めては 西の空に集めている 疲れた一日が 欠伸を始めると 今日を起きた出来事を 全て鞄に詰め込み 時が明日に帰って行く それまで華やいでいた 昼間の景色を 静かに静かに 夕闇が夜に戻していく 産経新聞「朝の詩」掲載
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「ごめんね」の たった四文字が言えなくて 尖っていたあの頃
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言葉なんていらないね やさしさを伝えるのに とびっきりの笑顔が ひとつあれば それだけでじゅうぶん 言葉と感情は 時々 喧嘩する 無口がいい 寡黙でいい 難しくするのは余計な知恵 黙って野に咲く 無垢な花を見ていると そう思えてくる 産経新聞「朝の詩」掲載
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秋は感傷 夜になると 寂しさが加速する 溢れる静けさ 青息吐息の憂鬱な風 枯れ葉の音にも 躓くこころ
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秋の夜の寂しさは 私の心に 親しげな友達のように すっと 入り込んでくる
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川に落ちた月がひとつ 揺れる川面に青く光る 救いあげて見たけれど そっと 抱きしめて見たけれど するりと抜けて 冷たく笑う 想いを寄せた 夜の月
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寒さと寂しさは何処か似ている 身体が震えるのが 寒さで 心が震えるのが寂しさだから よく似ている どちらも 冷たくならないよう 温めていたい
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只今 心の修理中
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むずかしいことばはいらない あいをつたえるのに とびっきりのえがおがあれば それだけでじゅうぶん ほんとうのおもいは もっとかんたんなはず むずかしくするのはかたくななこころ えがおをつくるのはすなおなゆうき
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それは 吹く事を忘れた 風の涙 それは 厚い雲のハンカチで拭い切れなかった 空の哀しみ
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日が翳ると心がしゅんとする 冗舌だった今日が 急に黙り込むと 寂しさが光り出す 薄い陽だまりを 布団をかけるように 影が覆って行く 夕闇が空の隙間から そわそわ落着かない 素振りを見せ始めると 地平線が大きな口を開けて 赤卵のような夕日を ぱくりと飲んだ 産経新聞「朝の詩」掲載
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それは 光のように速い 心変わり
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それは 極めて冷静な 思惑
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夏空や誰が泊まるか星ホテル
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土砂降りの後に 大きな虹をよく見かけます だから 私は 思いっきり泣く事に決めている 哀しい時には だって その方が 心に大きな虹がかかり易いから
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夏空や誰が泊まるか星ホテル