#短詩 しあわせ
幸せは 涙の終わりに 待機中
主に詩をのせておりますが、時々、日々の出来事や俳句、短歌も載せております
詩を主にブログに載せております
日々の心模様、自然の様子などを拙い言葉で
綴っております
幸せは 涙の終わりに 待機中
哀しい日には 哀しいと心に書いて 涙を流していよう そうしていると すこしは 哀しみが 薄まって行く気がする
切ない想い 風に託し あなたに届けと そっと祈る 独りぼっちの 私の心に つれない雨が ぽとんと落ちた 独り善がりの 寂しさだけが 元気よく歩き始める
哀しみが 重たい日には 哀しみを 二つに割って 哀しみの層が 幾つ出来たか確かめたくなる
また かなしみが わたしを おいこしていく いつも そう わたしのまえばかり あるいている なれてはいるけど こんなひは じっと みをかがめて こころを みつめていたい なにか うまれてくるまで ただ それだけを しんじて・・・
見上げると 泣きたくなるような青い空 流れて行く冷たい雲 みんな 遠くへ行ってしまう
風に そっと 想いを伝えたら 西の雲が 頬を赤く染めた あなたの空へ届く頃には きっと 空一面 雲が 頬を赤く染めているかも・・・
きみは 何時も情熱的に 空ばかり見つめて 恋まっしぐらだね そのゆるぎない想いと 澄んだ眼差しを すこし 分けてくれまいか
暗い空 暗い夕暮れ 暗い心だもの 明るい木の下に立って 秋の音に聞き入っていたい
やさしさってなんだろう やさしさって 本当は 涼風のようなもの 形も無く 姿も見えないけど 祈るような 慎ましい想い出 そっと 心に触れている
欲があるから 哀しくなる 愛がるから 苦しくなる 心があるから 泣きたくなる でも 何もなければ 空しくなる
洗い立ての青空が現れ 眩しい光が川面に映えて 新しい空気が通り過ぎる 下ろしたてのぴんとした風が 塞いでい心の扉を開いて行く 心が晴れて行く 私が新しくなって行く
自分の無力を感じた日 ぼろぼろ ぼろぼろ 毀れる涙 自分が虫けらのように 思えて来た
寂しさの中を そっと 覗いたら 涙になる前の哀しみが じっと 座っていた
もう 涙の準備はしなくていいよ 悲しみにさよなら出来るから ほら 風の優しさに触れてごらん 心が軽くなれるから ほら 青い目の空を見つめてごらん 澄んだ想いが生まれてくるから 太陽だって ずっと あなたを見ているよ 心配しないで歩いて行こう 心を見つめて 自分を信じて
きっと 哀しい夢でも見たんだね 今にも 泣き出しそうな暗い雲 声もかけられない 空がある 今日は風も何処かで怠けている 寂しさと遊び始めた私の心 風さん 優しい風をひとつください ため息を飛ばせるほどの 青い風を ひとつ
青春とは 眩い錦の美旗 もう 私には 掲げる勇気も力もない
秋は 愁いを抱えた 文学青年 ため息の文字を 綴るだけ
私の心は 今にも壊れそうな 寂しい風船 ことばひとつで 萎んだり 凹んだり 風も無いのに 揺れて見たり 気持ちの波に 浮かんでいたり ため息の森で 躓いてみたり 涙の底に 沈んでいったり 朝日新聞 ローカル版 掲載 2014.7.31
空の彼方から見れば ありんこほどの小さな私 そんな小さな命だけれど 泣いて 笑って 喧嘩して 心が折れてまた泣いて それでも 雨後の明日には また 晴れた空のように ケロリンと笑う 哀しい事も有るけれど また ケロリンと笑う
青い空に 白いカーテンを降ろし 空は 雲をとき色に染めては 西の空に集めている 疲れた一日が 欠伸を始めると 今日を起きた出来事を 全て鞄に詰め込み 時が明日に帰って行く それまで華やいでいた 昼間の景色を 静かに静かに 夕闇が夜に戻していく 産経新聞「朝の詩」掲載
「ごめんね」の たった四文字が言えなくて 尖っていたあの頃
言葉なんていらないね やさしさを伝えるのに とびっきりの笑顔が ひとつあれば それだけでじゅうぶん 言葉と感情は 時々 喧嘩する 無口がいい 寡黙でいい 難しくするのは余計な知恵 黙って野に咲く 無垢な花を見ていると そう思えてくる 産経新聞「朝の詩」掲載
秋は感傷 夜になると 寂しさが加速する 溢れる静けさ 青息吐息の憂鬱な風 枯れ葉の音にも 躓くこころ
秋の夜の寂しさは 私の心に 親しげな友達のように すっと 入り込んでくる
川に落ちた月がひとつ 揺れる川面に青く光る 救いあげて見たけれど そっと 抱きしめて見たけれど するりと抜けて 冷たく笑う 想いを寄せた 夜の月
寒さと寂しさは何処か似ている 身体が震えるのが 寒さで 心が震えるのが寂しさだから よく似ている どちらも 冷たくならないよう 温めていたい
只今 心の修理中
むずかしいことばはいらない あいをつたえるのに とびっきりのえがおがあれば それだけでじゅうぶん ほんとうのおもいは もっとかんたんなはず むずかしくするのはかたくななこころ えがおをつくるのはすなおなゆうき
それは 吹く事を忘れた 風の涙 それは 厚い雲のハンカチで拭い切れなかった 空の哀しみ
日が翳ると心がしゅんとする 冗舌だった今日が 急に黙り込むと 寂しさが光り出す 薄い陽だまりを 布団をかけるように 影が覆って行く 夕闇が空の隙間から そわそわ落着かない 素振りを見せ始めると 地平線が大きな口を開けて 赤卵のような夕日を ぱくりと飲んだ 産経新聞「朝の詩」掲載
それは 光のように速い 心変わり
それは 極めて冷静な 思惑
夏空や誰が泊まるか星ホテル
土砂降りの後に 大きな虹をよく見かけます だから 私は 思いっきり泣く事に決めている 哀しい時には だって その方が 心に大きな虹がかかり易いから
夏空や誰が泊まるか星ホテル
思慮深さに欠けた言葉が 独り歩き 瞬きする間に 哀しみの海 涙も巻き込んで 音叉のように 響き嘆く 残されて行くものは 愁いの先に 青い溜息 白い涙 大海に浮かぶ 後悔が ぷかり ぷかり
雨に濡れたシャツなら すぐに乾くけれど 涙にぬれた心は 乾きにくい だから 風が笑う優しい日に 心の洗濯をよくして 太陽の温もりを仕舞って置きたい 産経新聞「朝の詩」掲載
尖った言葉が飛び交う日 私は暗い海の貝になるれ 哀しみの花が咲いた日 私は路傍の石になる 心に空いた針穴から 落としてしまった小さな笑顔 何処へ行ったか行方知れず 心がすうすうして仕方ありません 拾った方は届けて下さい 令和5年9月30日 産経新聞掲載