mizunoyousei0001のブログ

主に詩をのせておりますが、時々、日々の出来事や俳句、短歌も載せております

詩を主にブログに載せております
日々の心模様、自然の様子などを拙い言葉で
綴っております

2023年10月のブログ記事

  • 詩 後悔

    思慮深さに欠けた言葉が 独り歩き 瞬きする間に 哀しみの海 涙も巻き込んで 音叉のように 響き嘆く 残されて行くものは 愁いの先に 青い溜息 白い涙 大海に浮かぶ 後悔が  ぷかり ぷかり  

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  • 詩 心の洗濯

    雨に濡れたシャツなら すぐに乾くけれど 涙にぬれた心は 乾きにくい だから 風が笑う優しい日に 心の洗濯をよくして 太陽の温もりを仕舞って置きたい             産経新聞「朝の詩」掲載

  • 詩 ともしび

    暗闇にぽつんと灯る ろうそくの炎 溜息ひとつですぐに 消えたしまいそう 涙一粒ほどのか細い炎 でも そんな炎でも 手を翳すととても温かい 心に宿る小さな笑顔みたい それは 明日をも照らす一縷の光 とても胸が熱くなる 風に揺れる度に 消え入りそうになるけれど 寂しさの中にそっと咲いた やさしい花  ... 続きをみる

  • 詩 心よ

    さあ 行っておいで でも また戻っておいで 私は何時だってここに居るから エネルギッシュ夏空に 憧れを探して見たり 緑の中を駆け抜けるのも良い 遠い田舎の路をてくてくと 歩くのも楽しいだろう 途中 出会った少女の笑い声に 想いを寄せるのも一興 目をとめた道端の可憐な花に 人生を重ねる事も美しい そ... 続きをみる

  • 詩 落とし物

    尖った言葉が飛び交う日 私は暗い海の貝になるれ 哀しみの花が咲いた日 私は路傍の石になる 心に空いた針穴から 落としてしまった小さな笑顔 何処へ行ったか行方知れず 心がすうすうして仕方ありません 拾った方は届けて下さい             令和5年9月30日 産経新聞掲載