思慮深さに欠けた言葉が 独り歩き 瞬きする間に 哀しみの海 涙も巻き込んで 音叉のように 響き嘆く 残されて行くものは 愁いの先に 青い溜息 白い涙 大海に浮かぶ 後悔が ぷかり ぷかり
詩を主にブログに載せております
日々の心模様、自然の様子などを拙い言葉で
綴っております
思慮深さに欠けた言葉が 独り歩き 瞬きする間に 哀しみの海 涙も巻き込んで 音叉のように 響き嘆く 残されて行くものは 愁いの先に 青い溜息 白い涙 大海に浮かぶ 後悔が ぷかり ぷかり
雨に濡れたシャツなら すぐに乾くけれど 涙にぬれた心は 乾きにくい だから 風が笑う優しい日に 心の洗濯をよくして 太陽の温もりを仕舞って置きたい 産経新聞「朝の詩」掲載
尖った言葉が飛び交う日 私は暗い海の貝になるれ 哀しみの花が咲いた日 私は路傍の石になる 心に空いた針穴から 落としてしまった小さな笑顔 何処へ行ったか行方知れず 心がすうすうして仕方ありません 拾った方は届けて下さい 令和5年9月30日 産経新聞掲載