mizunoyousei0001のブログ

主に詩をのせておりますが、時々、日々の出来事や俳句、短歌も載せております

詩を主にブログに載せております
日々の心模様、自然の様子などを拙い言葉で
綴っております

2024年1月のブログ記事

  • #ポエム 真昼の月

    空にぶら下がった ちゅうぶらりんの真昼の月は 透かし絵みたいで頼りない 風がクシャミしても 太陽の吐息がかかっても 落ちそうで見てられない 夜更かしが過ぎたのか はたまた 夜の踊り子にフラれたのか 定かではないが 絵に描いた溜息か 水に浮かべたオブラートみたいで 今にも溶けて消えてしまいそうだ 夜... 続きをみる

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  • #詩 晩秋

    深々と 寂しさが迷い込む 秋の終わり 愁いを帯びた想いは 孤独の中に埋没し 微笑みを無くした寒空は 風に沈黙を歌うだけ 折り重なった哀しみが深くなる 場末の吹き溜まり 誰かの落とす 一粒の涙の音さえ 聴こえて来そうだ 貧しくなった私は 痩せ細った言葉を吐き出しては 寒色に染まる心を薄めている 裸木... 続きをみる

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  • #ポエム  ケロリン

    きら星が落とす 涙一粒ほどの小さな私 そんな小さな 命だけれど 泣いて 笑って 躓いて 心が折れて また泣いて それでも 泣き顔を洗い流した明日には 雨後の空のように ケロリと笑う 哀しい事もあるけれど ケロリンとまた笑う                      イラストは借り物です

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  • #詩 心のままに

    張り詰めた風船の針穴から 空気が漏れるように 無理し過ぎると 弱い所から 綻びが生まれる 小さな綻びも 大きな綻びに変わる だから 毎日 呼吸をするように 肩ひじ張らず 欲張らず 心のままに 気のままに 歩いて行けたら きっと 嬉しいね                            イラス... 続きをみる

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  • # 詩 都海

    かって憧れた街は 思い描いた未来図には程遠く そこはまるで鉛色の海 人波は何時も高く 険しい 泳ぐ人はみな無口で 何事にも無関心 透明な未来は 何時だって目の前に 平等に開かれていたはずなのに 荒波に揉まれ 道に迷い 夢に破れ 疲れ果て いまや 無機質な巨大な水槽で 飼い慣らされた回遊魚たち もう... 続きをみる

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  • #詩  雲

    ああ 遥か遠く流れゆく者よ 旅人よ お前の行く先に幸せはあるか 旅の途中で微笑みに出会えるか ある時は 邪な風に翻弄され また ある時は気分屋の雨に絆されて 色を変え姿を変えて流れゆく者よ 「私の本当の故郷は何処」なんて 聞かないで 青く高く広がる空の牧場で 無数の羊がのんびりと夢を食んでいる 目... 続きをみる

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  • #ポエム 風

    絹のような音を並べ 空の川をさらさらと流れて行く  

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  • #ポエム 恋

      花のような言葉をあげる   だから   気付いて   散る前に   人知れず・・・              イラストは借り物です       

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  • #ポエム 歩く

    つまらないから涙を流している 草笛を吹いては故郷を想う 通い慣れた道を歩いてはいにしえを回顧する すでに 夢も涙も涸れ果て 夜道の先に小さく光るのは絶望なのか希望なのか 予見する力もあるはずもなく じっとしていると 縮こまっていると 虚しさが震え出す だから 私は歩く ひたすら歩く 哀しみを踏んず... 続きをみる

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  • #ポエム 星祭り

    胸のポケットから 星型の涙を取り出して 群青色の空に 幾つも幾つも それを散りばめて見た 夜になると それは いっせいに光り出す それは 哀しみの深さによっても 光り方が変わる それは 孤独な人にしか見えない 寂しい星 涙星 明日の朝には消えてしまう 一夜の夢の光 さあ 寂しい人よ 哀しい人よ ほ... 続きをみる

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  • #詩 冬の朝

    この朝の一面に広がる 厳しいまでの冷たさは 全ての温もりを奪い去って行く 目と口と鼻から 毛穴の一本一本から 億千万の細胞の一個一個から 私の拠りどころを 吸血鬼のように吸い取って行く バリバリと音を立て 新調した微笑みの外套までも 臆面もなく奪い去って行く 残されたのは 肥えた寒さと滴る寂しさを... 続きをみる

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  • #ポエム 雨

    空が 太陽に失恋した日 一日中 しくしく泣いていた       イラストは借り物です

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  • #ポエム  臨月の月

    風が クシャミをしたら 月が 黒い雲の子を産んだよ     イラストは借り物です

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  • #ポエム 寒中

    銀色に縁取られた はがきが一枚 空から届いた たった二行 「今日は太陽は休みます 悪しからず」と書いてある どんよりと 垂れ込めた雲は 私の肩に圧し掛かり 行き場を失くした 名も無いもの達の 重たい溜息が 今にも聴こえて来そうだ 独り善がりの風は 寒さ凌ぎに 冷たい口笛を吹き 寂しさを溶かしては ... 続きをみる

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  • #詩 せっかちな恋(時計)

    少し せっかちで あわてんぼうだけど すらりとした長身の僕 見るからに どっしりと落着いた 背は低いけど コケティッシュな可愛い君 僕たちは 何時も すれ違いの恋を楽しんでいる 約束の時間には 必ず会えるけど すぐに また離れ離れ 瞬きする間に 離れてしまう 一瞬の恋 ウインクする暇もない でも ... 続きをみる

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  • #自由律俳句

    手を握り    二つの愛を         握りおり              イラストは借り物です   

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  • #詩 初冬

    悴んんだ想いが迷い込む 白い季節の入り口で 冬枯れた空は 脈絡もなく 黙々と 鉛色の雲で機を織る 風は 空気の襞を千切っては 冷たさを研ぎ 目当てのない寂しさを 刻んでいる 何度揺すっても 冷え切った心からは 柔らかい笑顔など 零れ落ちる筈も無く 朽ちかけた今日を 振り返っても 明日へ渡す 一欠片... 続きをみる

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  • #詩 冬模様

    朝はまだ白い手袋をはずさない 空はきりりと切れ長の澄んだ瞳 雲はドレスアップして何処かへお出かけ 風は不機嫌そうに足早に立ち去って行く 遠くの山々は氷のような厳しい顔 私は陽だまりで膨らんだ猫のように 首をすくめてもさっとしている            

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  • #ポエム 寒椿

    ため息のかわりに白い花を咲かせた 微笑みの代わりに赤い花を咲かせた 心に 寒さも 弱さも 隠して きりりと咲いている            

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  • #ポエム 裸木

    冬の森の入り口で 空を仰ぐ 痩せ細った裸木を 見ていたら その健気な逞しさに 着膨れした私は 前を通るのが恥ずかしくなった       

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  • #詩 白い朝

     氷の張ったバケツで  蝋梅の花が  息を吐くように花を付けていた  その凛々しい逞しさに  私はひしひしと息遣いを感じた

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  • #俳句

    寂しさを    打ち消すように          梅は咲き         

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  • #詩 冬日

    枯れ葉ではなく 震えているのは私の心 寒空の下 光を忘れた 薄っぺらい月が浮かぶ午後 しんしんんと 冷たさを刻んで風が吹く 冷え切った胸にともる灯は 何処にもなく 悴んだ切なさが無機質な空に溶けて行く ひゅるひゅると 失くしたはずの寂しさを 風が拾い ぶるぶると 忘れたはずの孤独を 冷たさがまた連... 続きをみる

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  • #俳句

     泳ぐ凧    空への想い         繋いでる                       イラストは借り物です             

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  • あけましておめでとうございます!

      新年明けましておめでとうございます 新年早々、大きな地震に遭われた地域の方にはお見舞い申し上げます 早く、復旧される事を願っております 拙いブログにお立ち寄り頂いております皆様には今年一年が安らかな 年になります事をお祈り申し上げます そして、世界中で苦しんでおられる人々が少しでも平和に暮らせ... 続きをみる

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