#詩 こぶしの花
放り投げた笑顔が
ひかりに溶けだした午後
潤んだ風が
頑なな心をくすぐっている
じっと
握り締めていた小さな拳が
やさしく やさしく
解けていく
中から
生れたての
白い花が飛び出して来た
青い空の襟元に
ちりばめられては
咲き零れて行く
稚拙な手を揺らしては
南風に
春を告げている
白い優しさが
待ち焦がれた春を
連れて来た
毀れるほどに
春が揺れている
東京メトロ文学館 入選作品
詩を主にブログに載せております
日々の心模様、自然の様子などを拙い言葉で
綴っております
放り投げた笑顔が
ひかりに溶けだした午後
潤んだ風が
頑なな心をくすぐっている
じっと
握り締めていた小さな拳が
やさしく やさしく
解けていく
中から
生れたての
白い花が飛び出して来た
青い空の襟元に
ちりばめられては
咲き零れて行く
稚拙な手を揺らしては
南風に
春を告げている
白い優しさが
待ち焦がれた春を
連れて来た
毀れるほどに
春が揺れている
東京メトロ文学館 入選作品
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