詩 落日
日が翳ると心がしゅんとする
冗舌だった今日が
急に黙り込むと
寂しさが光り出す
薄い陽だまりを
布団をかけるように
影が覆って行く
夕闇が空の隙間から
そわそわ落着かない
素振りを見せ始めると
地平線が大きな口を開けて
赤卵のような夕日を
ぱくりと飲んだ
産経新聞「朝の詩」掲載
詩を主にブログに載せております
日々の心模様、自然の様子などを拙い言葉で
綴っております
日が翳ると心がしゅんとする
冗舌だった今日が
急に黙り込むと
寂しさが光り出す
薄い陽だまりを
布団をかけるように
影が覆って行く
夕闇が空の隙間から
そわそわ落着かない
素振りを見せ始めると
地平線が大きな口を開けて
赤卵のような夕日を
ぱくりと飲んだ
産経新聞「朝の詩」掲載
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