# 詩 白い朝に
昨日笑っていた朝も
今日はまた別の顔をしている
泣いていた朝が
有るかと思えば
とても上機嫌な朝もある
気分屋だなんて言葉だけで
片づける事は出来ない
ありきたりの朝なんて
一日だって無いのだから
今朝だって
驚いて朝を見つめていたい
もう
同じ時が無いように
同じ朝は
二度と来ないのだから
もっと
真剣に朝を想っていたい
静かな目で
素直な心で
この深々と
冷たさが降りしきる
私の前に差し出された
生れたての白い朝に
朝日新聞 ローカル版 掲載
写真は無料素材の借り物です
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