mizunoyousei0001のブログ

主に詩をのせておりますが、時々、日々の出来事や俳句、短歌も載せております

詩を主にブログに載せております
日々の心模様、自然の様子などを拙い言葉で
綴っております

2024年2月のブログ記事

  • #独り言  早春賦

    公園の小さな池の波紋がきらきらと眩しく光っている 少し前の季節と違う太陽が優しく微笑む 首をすくめる事が多かったアヒル達も元気に泳ぎ始めている 池に斜めに生え出している年代物のソメイヨシノも少し膨らんだ気がする じっと耐えていた小さな生き物たちも、眠りから覚め、生きている存在を示し 始めている 生... 続きをみる

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  • #ポエム 蝋梅

    願い事が叶うかのように 花瓶の花がそっと咲いた 冷たい部屋の中に 春の香りを運んでいる まだ2月だと言うのに 家の中は満開の春 嬉しい香りに あわてんぼうの心の蕾も 綻びそうだ 窓の外は冷たい風が吹いている でも 綻びかけた冬は もうこんな所から始まっている 静けさの中にきりりと咲く 可憐な花 新... 続きをみる

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  • #ポエム 蛇口

    心の蛇口から 涙の雫が漏れている 真夜中に聴こえる雫の音は 耳障りで とても眠れやしない 何度も元栓を 締め直して見たけれど なかなか止まらない 擦り切れた心の蛇口は 簡単には直せない でも 時々「大丈夫だから」の 誰かのひと言で ぴたりと止る事がある イラストは無料素材の借り物です

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  • #詩 心のままに

    張り詰めた風船の針穴から 空気が漏れるように 無理し過ぎると 弱い所から綻びが生まれる 小さな綻びも やがて 大きな綻びに変わる だから 毎日呼吸をするように 肩ひじ張らず 欲張らず 心のままに 気のままに 歩いて行けたら きっと 嬉しいね        イラストは借り物です

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  • #ポエム 希望

    心が 寒い日には 陽だまりのような 言葉を 探していたい 貧しい心に 明るく 咲き出すような 小さな笑顔を 飾ってみたい 春を待つ 無邪気な童女のように 夢見る瞳で 明日を見つめていたい           イラストは無料素材の借り物です

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  • #詩 春の足音

    朝空けが優しかったので 風がひらひら笑っていた 嬉しくなって 思わず 通り過ぎる風を手バサミで ちょきんと切ってみた 切り口から 勢いよく 冬が溶け出した 零れ落ちては 枯れ葉の上で きらきらと光っている 土の中では 寝飽きた春の子供たちが 耳をダンボにして 外の気配を感じている もうすぐ もうす... 続きをみる

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  • # 詩 白い朝に

    昨日笑っていた朝も 今日はまた別の顔をしている 泣いていた朝が 有るかと思えば とても上機嫌な朝もある 気分屋だなんて言葉だけで 片づける事は出来ない ありきたりの朝なんて 一日だって無いのだから 今朝だって 驚いて朝を見つめていたい もう 同じ時が無いように 同じ朝は 二度と来ないのだから もっ... 続きをみる

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  • #ポエム 試練

    身震いした夜を 一枚めくると 悴んんだ朝が生まれた 北風がにやりと笑いだす 木像になった木々は 冬の洗礼を受ける 風鳴りが森の奥まで 手を伸ばすと ギィーギィーと悲鳴をあげる 冬の空を劈(つんざ)いて 奈落の底から湧き上がる叫びだ 比べると とても恥ずかしい ぬくぬくと生きている 着膨れした 私の... 続きをみる

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  • #ポエム 早春

    あわてんぼうの春が 飛び出しそうな暖かな日 陽だまりで遊ぶ 優しい光 手にのせて 心にのせて 笑顔にのせた 時折りの悪戯な風に 驚いたり たじろいだり 綻びかけた梅の枝先で 恐る恐る また 遊んでる ここだけは すらすらと芽吹きの春が 佇んでいる                イラストは無料素材の... 続きをみる

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  • #詩 風の秘密

    微笑みも凍りそうな季節 北風が縦横無尽に森を駆け巡る 時々 ぴゅうぴゅうと 音を出して寒さを強調している でも 何故 風は音を出せるか知っていますか 大きな声では言えませんが 風は 自分一人では音を出せないのです ほら 「風」という字を じっと見つめて下さい 中に ベレー帽を被った虫が見えませんか... 続きをみる

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  • #ポエム 気配

    ぽろんと ひとつ 寂しさを鳴らすと 枯れた冬の音がした 悴んだ心を 温める術は何も無く 言葉を振るわす感情も何処にもない 音を立てて吹く風は まだ冷たいけれど 落とす涙に理由(わけ)があるように 風にだって吹く意味があるはず 無言のまま 寂しさを抱きしめ 孤独と向き合い ずっと 春まで 心を閉ざし... 続きをみる

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  • #詩 ふゆ

    冬枯れた空は何も伝えられず 言葉を失くした季節は 哀しみを冷たさに落とすだけ 風のバイオリンは 街路樹の残り葉を震わせ 寂しさを増幅させては ささくれた音色を響かせている 波立つ寒さの中で 樹々は命を調節し覚悟を深め ひたすら寒風に祈りを捧げて 時の冬越えを待つ 悴んだ私には   もう 滑り込む寂... 続きをみる

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  • #ポエム 早春

    風の箒で 掃いたばかりなので 今朝は空がとても青い 澄んだ想いの先で 心が伸びを始めた 水仙が顔を揺らせて こっちを見てる 蠟梅が辺り一面に 香水を振り撒いている 風の配達員が 花の便りを配り始めたら 待ち望んだ あの人がやってくる  産経新聞「朝の詩2023年3月 月間賞作品」         ... 続きをみる

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  • #春蕾

    いちんち いちんち 膨らんで行く 花の芽 中で 寝飽きた花の子供たちが 薄目をあけて 「もういいかい」を 繰り返している             イラストは借り物です

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