mizunoyousei0001のブログの新着ブログ記事
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寂しさの中を そっと 覗いたら 涙になる前の哀しみが じっと 座っていた
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もう 涙の準備はしなくていいよ 悲しみにさよなら出来るから ほら 風の優しさに触れてごらん 心が軽くなれるから ほら 青い目の空を見つめてごらん 澄んだ想いが生まれてくるから 太陽だって ずっと あなたを見ているよ 心配しないで歩いて行こう 心を見つめて 自分を信じて
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穏やかな陽ざしが咲いて おとなしいこころがあって にこにこした私がいる そんな 何でもない当たり前の事 その 何でもない事が とっても嬉しい日がある
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白い雲に 赤いものをひょいと混ぜたら あったかな夕焼けが生まれた 悲しみの口先に ひょいと混ぜれたら にこにこした私が 生れて来るかな・・・
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星が 泣いていた暗い夜 寂しさに誘われると また 落ちて来た悲しみの欠片 胸に当たると とても冷たくて痛い 夏の真ん中にいても 真冬のように寒い 濡れたオブラートのような私が しゅるしゅると縮こまって行く 震える心に 言い聞かせるように 一目散に手を合わせた
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きっと 哀しい夢でも見たんだね 今にも 泣き出しそうな暗い雲 声もかけられない 空がある 今日は風も何処かで怠けている 寂しさと遊び始めた私の心 風さん 優しい風をひとつください ため息を飛ばせるほどの 青い風を ひとつ
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寄せては返す 心の波 優しさに留まる事も 出来ず 哀しみに逆らう事も 知らず 涙に返る事もせず 切なさに寄りかかり 彷徨い 移ろう 心の旅人
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青春とは 眩い錦の美旗 もう 私には 掲げる勇気も力もない
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秋は 愁いを抱えた 文学青年 ため息の文字を 綴るだけ
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私の心は 今にも壊れそうな 寂しい風船 ことばひとつで 萎んだり 凹んだり 風も無いのに 揺れて見たり 気持ちの波に 浮かんでいたり ため息の森で 躓いてみたり 涙の底に 沈んでいったり 朝日新聞 ローカル版 掲載 2014.7.31
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空の彼方から見れば ありんこほどの小さな私 そんな小さな命だけれど 泣いて 笑って 喧嘩して 心が折れてまた泣いて それでも 雨後の明日には また 晴れた空のように ケロリンと笑う 哀しい事も有るけれど また ケロリンと笑う
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青い空に 白いカーテンを降ろし 空は 雲をとき色に染めては 西の空に集めている 疲れた一日が 欠伸を始めると 今日を起きた出来事を 全て鞄に詰め込み 時が明日に帰って行く それまで華やいでいた 昼間の景色を 静かに静かに 夕闇が夜に戻していく 産経新聞「朝の詩」掲載
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「ごめんね」の たった四文字が言えなくて 尖っていたあの頃
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言葉なんていらないね やさしさを伝えるのに とびっきりの笑顔が ひとつあれば それだけでじゅうぶん 言葉と感情は 時々 喧嘩する 無口がいい 寡黙でいい 難しくするのは余計な知恵 黙って野に咲く 無垢な花を見ていると そう思えてくる 産経新聞「朝の詩」掲載
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秋は感傷 夜になると 寂しさが加速する 溢れる静けさ 青息吐息の憂鬱な風 枯れ葉の音にも 躓くこころ
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秋の夜の寂しさは 私の心に 親しげな友達のように すっと 入り込んでくる
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川に落ちた月がひとつ 揺れる川面に青く光る 救いあげて見たけれど そっと 抱きしめて見たけれど するりと抜けて 冷たく笑う 想いを寄せた 夜の月
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寒さと寂しさは何処か似ている 身体が震えるのが 寒さで 心が震えるのが寂しさだから よく似ている どちらも 冷たくならないよう 温めていたい
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只今 心の修理中
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むずかしいことばはいらない あいをつたえるのに とびっきりのえがおがあれば それだけでじゅうぶん ほんとうのおもいは もっとかんたんなはず むずかしくするのはかたくななこころ えがおをつくるのはすなおなゆうき
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それは 吹く事を忘れた 風の涙 それは 厚い雲のハンカチで拭い切れなかった 空の哀しみ
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日が翳ると心がしゅんとする 冗舌だった今日が 急に黙り込むと 寂しさが光り出す 薄い陽だまりを 布団をかけるように 影が覆って行く 夕闇が空の隙間から そわそわ落着かない 素振りを見せ始めると 地平線が大きな口を開けて 赤卵のような夕日を ぱくりと飲んだ 産経新聞「朝の詩」掲載
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それは 光のように速い 心変わり
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それは 極めて冷静な 思惑
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夏空や誰が泊まるか星ホテル
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土砂降りの後に 大きな虹をよく見かけます だから 私は 思いっきり泣く事に決めている 哀しい時には だって その方が 心に大きな虹がかかり易いから
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夏空や誰が泊まるか星ホテル
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思慮深さに欠けた言葉が 独り歩き 瞬きする間に 哀しみの海 涙も巻き込んで 音叉のように 響き嘆く 残されて行くものは 愁いの先に 青い溜息 白い涙 大海に浮かぶ 後悔が ぷかり ぷかり
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雨に濡れたシャツなら すぐに乾くけれど 涙にぬれた心は 乾きにくい だから 風が笑う優しい日に 心の洗濯をよくして 太陽の温もりを仕舞って置きたい 産経新聞「朝の詩」掲載
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尖った言葉が飛び交う日 私は暗い海の貝になるれ 哀しみの花が咲いた日 私は路傍の石になる 心に空いた針穴から 落としてしまった小さな笑顔 何処へ行ったか行方知れず 心がすうすうして仕方ありません 拾った方は届けて下さい 令和5年9月30日 産経新聞掲載