mizunoyousei0001のブログ

主に詩をのせておりますが、時々、日々の出来事や俳句、短歌も載せております

詩を主にブログに載せております
日々の心模様、自然の様子などを拙い言葉で
綴っております

mizunoyousei0001のブログの新着ブログ記事

  • #ポエム 裸木

    冬の森の入り口で 空を仰ぐ 痩せ細った裸木を 見ていたら その健気な逞しさに 着膨れした私は 前を通るのが恥ずかしくなった       

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  • #詩 白い朝

     氷の張ったバケツで  蝋梅の花が  息を吐くように花を付けていた  その凛々しい逞しさに  私はひしひしと息遣いを感じた

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  • #俳句

    寂しさを    打ち消すように          梅は咲き         

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  • #詩 冬日

    枯れ葉ではなく 震えているのは私の心 寒空の下 光を忘れた 薄っぺらい月が浮かぶ午後 しんしんんと 冷たさを刻んで風が吹く 冷え切った胸にともる灯は 何処にもなく 悴んだ切なさが無機質な空に溶けて行く ひゅるひゅると 失くしたはずの寂しさを 風が拾い ぶるぶると 忘れたはずの孤独を 冷たさがまた連... 続きをみる

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  • #俳句

     泳ぐ凧    空への想い         繋いでる                       イラストは借り物です             

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  • あけましておめでとうございます!

      新年明けましておめでとうございます 新年早々、大きな地震に遭われた地域の方にはお見舞い申し上げます 早く、復旧される事を願っております 拙いブログにお立ち寄り頂いております皆様には今年一年が安らかな 年になります事をお祈り申し上げます そして、世界中で苦しんでおられる人々が少しでも平和に暮らせ... 続きをみる

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  • #俳句

    冬晴れや    陽の有難さ        身に沁みて

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  • #詩 覚めない夢

    夜の夢 降り注ぐ満天の星 不揃いの夢は夜開く 灯りの下 希望の星に 抱きしめて生きよう 何度でも 覚めない夢なら

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  • #ポエム ほほえみ

    ぎゅっと 結ばれていた 心の結び目が やさしく やさしく 解けていく

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  • #ポエム 寂しさの中

    寂しさの中を そっと 覗いたら 涙になる前の哀しみが じっと 座っていた

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  • #ポエム 忘れない

    太陽が 照らすことを 止めないように 鳥が 鳴く事を 諦めないように 花が 咲く事を 惜しまないように 忘れないでいよう 微笑む事を 私も・・・

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  • #ポエム 雨上がり

    哀しみを 洗い流した後の 君の瞳のように 虹の中に咲いた 七色の微笑みのように 明日への希望を 胸いっぱいに膨らませ 雨上がりの空は うっとりと輝いている

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  • #俳句

     冬の陽を     懐に入れ          えびす顔   

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  • #詩 ナルシスト

    冬は鏡が大好き 新しい鏡を見つけると 是が非でも欲しくなる だから 何時の間にか 部屋に入りきらないほど 持つようになってしまった 一日に 何度も お気に入りの鏡を選んでは うっとりと自分に見惚れて ため息 吐息 右側のポーズがいいかな うーん 左側かな やっぱり正面が一番似合うかなと ひとり呟き... 続きをみる

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  • #詩 冬の森

    深々と 冷たさが迷い込む 冬の森は 朴訥としてとても寡黙だ もう 落とす涙も無くなった裸木は 寂しさも悲しみも静けさに隠し 覚悟を深めて行く あの輝いだ日々など 微塵の欠片も無い 目の前に居るのは 身を削り心を無にして 孤独と向き合う まるで 阿闍梨をめざす修行僧 あるいわ 幾つもの華奢な手を空に... 続きをみる

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  • #ポエム 風船

    風船は 空に浮かんだ 私の心 憧れを追いかけて 一目散に舞い上がるけど 心変わりして落ちて来る 雨の針が刺さっても 太陽の吐息がかかっても すぐに萎んで夢の藻屑 膨らんだ 小さな宇宙で いつも 希望と失望が 綱引きをしている             イラストは借り物です 朝日新聞 ローカル版 令和... 続きをみる

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  • #詩 かなしみ

    おととい流した誰かの哀しみ 昨日生まれた星となる きのう流したあなたの涙 今日生まれた星となる 夜の海に浮かぶ綺羅星は とても美しいけど何処か切ない とても輝いているけど 何処か寂しい 夜の星は 何時か 何処かで 掴めなかった夢の形 何時か 何処かで 消えてしまった過去の輝き 今夜 また 何処かで... 続きをみる

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  • #ポエム 幸せの欠片

    ひかる 一粒の涙 震える 一滴の哀しみ 置き去りにされた 一つの想い どれも 割れた 幸せの欠片で出来ている 

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  • #ポエム 雨宿り

    雨宿り   してみようかな         あの胸に            傘も持たずに                 愛だけ携えて

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  • #ポエム  寂しい日

    心が 貧しい日には どんなに 楽しそうな鉛筆で書いても  指の先からは 哀しい文字しか踊り出さない 心が 重たい日には どれほど 素敵な絵の具を使っても 筆の先からは 哀しい色しか出てこない

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  • # 詩 初冬

    悴んだ想いが迷い込む 白い季節の入り口で 冬枯れた空は 脈絡もなく 黙々と 鉛色の雲で機を織る 風は 空気の襞を千切っては 冷たさを研ぎ 目当てのない寂しさを 刻んでいる 何度揺すっても 冷え切った心からは 柔らかい笑顔など 零れ落ちる筈も無く 朽ちかけた今日を 振り返っても 明日へ渡す ひとかけ... 続きをみる

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  • #ポエム 童心

    あの頃のように 夕陽の中で 黒い顔をして なーんにも考えないで ころころと 笑っていたい

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  • #ポエム 痛み

    傷口に 触れるような言葉を 投げたのは 思慮深さに欠けた私でした でも それ以来 どうしても 刺すような痛みが治まらない 胸の奥の

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  • #ポエム やさしさ

    優しさって何だろう 優しさって 本当は涼風みたいなもの 見えないけれど 無口だけれど 祈るような 慎ましい思いで そっと 心に触れている

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  • #ポエム  私

    そっと重ねた手のひらに 忘れていたあの日の柔らかな温もりが こぼれ始めると 寂しくなっていた 私の心が歩き始めた 哀しくて 泣き 哀しくて 笑い 嬉しくて 泣き 嬉しくて 笑う ひとつひとつが 私 ひとつひとつが 生きている証 そう 命の証し 生きている私だから ひとつ ひとつに 素直に 正直に ... 続きをみる

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  • #ポエム 理由(わけ)

    偽物に憧れて 見失ってしまった 真実 溢れる涙だけが 本当の 理由(わけ)を知っている

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  • #ポエム なれるかな・・・

    欲しいものを少なくしたら きっと 楽に生きられるかな 持てるものを軽くしたら もっと 気楽に生きられるかな 握り締めた拳を緩めたら 今より 素直になれるかな 何もない気持ちでいられたら 心が楽しくなれるかな 穏やかな自分に戻れたら 今より ずっと 嬉しくなれるかな なれるかな・・・ なりたいな・・・

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  • #ポエム 私

    昨日の私は 昨日だけの私 明日になれば また 新しい私が生まれる だから 昨日の哀しみは昨日に残し 昨日の喜びは  そっと 想い出に詰めて 昨日と違う今日を歌おう 新しい私が生まれるために

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  • #ポエム ひとすじに

    いちばん最初から 上手く生きられないのだから 哀しみと 寂しさを 懐にいれて ただ ひたすら ひとすじを生きて行こう ひとすじを歩いて行こう

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  • #独り言  廃棄処分

    飽食の時代と言われてからどの位過ぎたのだろうか 世の中は相変わらず食物で溢れ、残り物は粗末に扱われ 賞味期限の切れない内から処分されている 一億総グルメを気取り、人々は豪華なディナーや 珍しいものを求め右往左往 流行り廃りにも敏感で、流行おくれの物など見向きもされず インスタ映えするものだとか、目... 続きをみる

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  • #詩 ただ深々と

    夜明け前 寂しさの向こうに雪が降る 深々と ただ深々と 黒い静けさの上に降り注ぐ 目当てのない旅人のように 風に漂い 冷たさに晒され ひとひらはひとひらと別れ ひとひらはひとひらと重なり溶け合い ただ深々と落ちて来る それは 氷の糸で丁寧に編まれた まだ一度も袖を通した事のない 純白のドレスのよう... 続きをみる

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  • #詩 風

    あなたに会いたくて そっと 手を伸ばす 何も言わず 私の指の間を抜けて行く 心地良い感覚だけを残して・・・

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  • #ポエム 出口

    哀しみの    尻尾が見えたら          もう 安心              出口は近いはず                    頑張ろう!

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  • #ポエム 棘

    ちくりと バラの棘で 指先を指して見た きっと こんな痛みではないはず あなたの心に刺さった 胸の痛みは・・・

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  • #ポエム 痩せた手

    色褪せた枯れ葉は かさかさに萎れた 母親の手のようだ 一滴の雫も 零れ落ちないほど 愛の全てを 注いでしまった 哀しい手のようだ

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  • #詩 哀しみ

    哀しみが降って来る 傘も無いので避けようもなく 手を翳しても隙間を抜けて 深々と 心の壺に降り積もる それは 夏の真ん中にいても 白く 冷たい 雪のよう 心が寒い

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  • #ポエム 会いたい

    そうして 私は夢路を急ぐ 夜の窓を少し開けて 月明かりで行く道を照らし 切なさを頼りに 涙の足跡を追いかけて行く

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  • #詩 ザ・かなしみ

    色も無く 形も無く 香りも無くて ただ 暗闇で ひっそりと咲く 光も 水も無いのに 元気に咲いている 傷ついている時や 独りぼっちの寂しい時には 特に 大きな花を咲かせている こんな花 本当は好きじゃないけど あまり 欲しくないけど 心が 俯いた日には 私の隣で 活き活きと咲き誇っている

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  • # 詩 晩秋 の夕暮れ

    日が翳ると 心がしゅんとする 何処か人恋しい 晩秋の午後 寂しさが手を伸ばす 日暮れ道 熟した柿の実のように 滑り落ちる 頼りない夕日 夜が落とす帳に 深々と 沁みて行く とまらない哀しみ

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  • #ポエム ティーカップ

    君は まだ 持っているだろうか 遠いあの日 二人で買ったお揃いの ティーカップを 悩んだ挙句 あれは 僕の好みだけで選んでしまった 君は 本当に あの柄を気に入ってくれたのだろうか あの時 何も言わず 隣で 微笑んでいただけの 優しい君 二人で飲む事は一度も無かった お揃いのティーカップ 君を思い... 続きをみる

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  • # 詩

    師走の始まりは 冷たい雨 雨が 真面目な顔をして落ちて来る 秋の未練を断ち切るように 低く垂れこめた空には 銀のもや 足元には パッチワークの秋模様 祈りの静けさの中 雨に濡れて 枯れ葉が寂しく光っている 落ち葉の溜息が集まる 場末の吹き溜まり 痩せ細った私の哀しみと 色を変えた秋の哀しみが 雨の... 続きをみる

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  • #詩と呼べない詩  そのままで

      君の好きなものは何でも好きになろう 夜に並べた愛に脂がのってとても旨そうだ ブルーライトに照らされた波が3D画面に浮かび まるでそこだけが三途の河原 羽交い絞めにされた心を解き放とう 宇宙の果てに彷徨うまで 落ちて来たら何度でも打ち上げよう 言葉を切ったら真っ青な血がぽたぽたと 落ちて来た き... 続きをみる

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  • #ポエム うみ

    夕陽がうっとり 水平線に零れたら 潮騒の音を子守歌に 夜空の宝石を心に散りばめて 優しい海に私を預けていたい さざ波の揺り籠にゆらりゆられ 母なる主に抱かれて 全てを許されたとき 平らかに 平らかに 新しい私が生まれてくる

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  • #ポエム 人間なんて嫌い

    嫌い 人間なんて大嫌い 昔 人間は素直だった 思慮分別をわきまえていた 自然の中で共存する術を知っていた 必要な生物(もの) だけを狩り 必要な物      だけを取り 自然と仲良く生きる事を知っていた 嫌い 人間なんて大嫌い 人間はエゴに固まって周りが見えなくなり おかしくなった 便利にするため... 続きをみる

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  • #詩 私

    凍て付いていた私の時計が動き出した 全てが純白の世界に変わる 昨日までの足跡を消して行く ネガティブな残像が崩れて行く 傷ついていた心が薄まって行く また 始まって行く 振り返る事をやめて心が軽くなった 忘れていた微笑みが戻り始めた 今度こそ 羽ばたいている白鳥のように 空を飛べそうな気がする あ... 続きをみる

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  • #ポエム ハーブな恋

    止まらない哀しみは ラベンダーの涙で流してあげる 哀しみの夜更けには カモミールの風を送ってあげる ペパーミントの丘で ローズヒップを楽しんだ午後 ハーブの微笑みに酔ったら 99本の赤いバラの花束に 小さな優しさのリボンを付けて そっと君にあげる それから それから 肩を並べて 二人で ハッカのキ... 続きをみる

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  • #詩 あきぞら

    ふわっと 舞い上がった優しさが 木漏れ日の中に溶けて行く 時間が 静かに止まっている 何だか とても 嬉しい 丁寧に何度も塗り替えたような 真っ青な空 尖った言葉やささくれた感情が すっと消えて行く 心が澄んでいくみたい 空も あちらこちらに 白い花を咲かせ始めた あの人に持って行きたいな 水色の... 続きをみる

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  • #ポエム 心景

    毎日見ている 同じ景色でも 心の有り様で 変幻自在

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  • #ポエム 実験

    常識で凝り固まった 言葉たちを 一度 ミキサーにかけ 雑多な想いと 混在させてみよう どんな 化学反応が起きるか 楽しみだね 想像もしない 言葉たちが生まれると 嬉しいね

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  • #ポエム  あめ

    雨は どれほど 笑顔を振り撒いても 太陽にはなれない 雨は どれほど 煌めいても 宝石にはなれない あめは どれほど 爽やかな香りを残しても 香水にはなれない でも 雨は 命を育む 金糸銀糸の水の糸 空の水の木から滴り落ちた 透き通った恵みの雫 草木の愁いを拭い去る 母の温もりの涙 だから 今日も... 続きをみる

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  • #創作詩  12色の言葉

    死産した地球の欠片を星の墓場に埋葬し ハーモニカを吹くカラスが五月蠅いので 晩酌の熱燗を一本増やす 聡明な言葉をゼリーの缶詰にして12月の空に預けた 裸の言葉は風邪をひき易いので 早めに予防接種を終えて流感に備える 闇夜の音色に痩せた感情が消されて行く 冬の花火のごとく 冷たく愛され 静寂にごくり... 続きをみる

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  • #詩 時の流れ

    波立つ寂しさの向こうで 過去が揺れる 過ぎ去りし日々は 懐かしく いとおしい 冷たい風に洗い流される 旧い季節 手慣れた手つきで秋化粧をする 澄んだ瞳の空 心変わりした女(ひと)のように もう未来しか見ていない 過去に未練はさらさらない 私といえば ロマンチストいえば 聞えが良いが 過去にこだわる... 続きをみる

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  • #ポエム 黄昏

    垂れ込めた樺色の空に 浮かぶ思い何もなく 切なさをセピア色の溜息にして 無造作に空に投げて見る 所詮 独りぼっちの私に 誰も何も語ろうとしない 風も黙って見てるだけ 踊り出すのは せいぜい 気まぐれな沈黙か 邪な貧しい想いだけ くたびれた今日が 大きな欠伸をすると 西の空が茜色に枯れて行く 滲む山... 続きをみる

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  • #詩 歩く

      つまらないから涙を流している 草笛を吹いては故郷を想う 通い慣れた道を歩いてはいにしえを回顧する 既に 涙も夢も涸れ果て 夜道の先に小さく光るのは 希望なのか絶望なのか 予見する力もある筈も無く じっとしていると 縮こまっていると 虚しさが震え出す だから 私は歩く ひたすら歩く 哀しみを踏ん... 続きをみる

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  • #ポエム 想い出通り

    君と歩きたい あの道を また お別れ小道は涙道 想いで風が吹く通り お別れ小径は哀しい小道 寂しさだけが歩く道 いつか来た道 あの日の小道 足音だけが歩く道

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  • #ポエム 寂しさ

    心よ 今宵は 私を何処に連れて行ってくれる もう 暗くて哀しい部屋は嫌だよ たまには 小さな窓があって そこから 月明かりが差し込み 優しさの香りのする そんな場所がいいなあ 時々 寒風が弾く バイオリンの音が 寂しさを消して行く 青い月に誘われて 細い影を相手に ワルツでも踊ろうか きっと 何時... 続きをみる

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  • #俳句  ねこ

    冬の陽を貪り歩く痩せた猫

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  • #ポエム 重たい日

    大きな哀しみに出会った後だから 今は作り笑いも出来やしない 今日は 空も 鉛色のカーテンを閉めたまま 何も語ろうとしない ため息って重たいね 寂しさって孤独だね 擦り切れた心の傷に 冷たい風がひりひりと沁みる へなへなになった魂が ナメクジのように溶けて行く 安芸の哀しみが 降りしきる落ち葉の中に... 続きをみる

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  • #詩 はぐれ草

    何で生まれて来たのかと 恨んだ事も数知れず 弱さ辛さに耐え切れず 酒に心を預ければ 涙の底に沈む日々 生きてく事に背を向けて 日陰に生きるはぐれ草 何でこんなに辛いのと 空を見つめて呟けば 黒い寂しさまた沁みる 何で他人(ひと)より不幸かと 比べてばかり生きて来た 独りぼっちのこの胸に 愁いを帯び... 続きをみる

  • #詩 儚い夢

    お前だけよと囁かれ 夢を見たのよ儚い夢を 慰め何て要らないわ 星が瞬き重ねたら 元の私に戻るだけ 未練の涙にさよなら告げる 好きになってはいけない人に 尽してしまう悪い癖 後悔なんてしてないわ 夜が明けたら何時もと同じ 作り笑いの私に帰る 未練の涙に口付ける 独り酒場で飲んでいた ダメな人ほど母性... 続きをみる

  • #ポエム ある日

    目が覚めると もう 寂しさが待っている 哀しみが 元気よく笑っている 憂鬱が 私の前を歩いて行く 何時も そう 慣れてはいるけど 涙が毀れそう ボロボロになった気概など 雨に濡れた消し炭のようだ 見上げると 空は雲を広げ 哀しみ色を増やしている こんな日は 鏡の前で作り笑いの練習 哀しく笑ってみる... 続きをみる

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  • #ポエム 恋心

    昼間の太陽じゃ       眩しすぎて 月の灯りに憧れる       恋心

  • #ポエム  告白

    心に 百本のバラが咲いたら 君に打ち明けよう この胸のトキメキを

  • #ポエム 哀しみ

    雪のように 静かに 泣けたらいいのに 誰にも 見られずに しんしんと 泣きたい時が有る 心が 微笑みを忘れかけた 寒い夜には・・・

  • #ポエム しずく

    あめのしずくは おそらのなみだ よごれたけしきを あらってくれる かなしみのしずくは わたしのなみだ こころのきずを いやしてくれる

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  • #ポエム もみじ

    赤い 赤い 小さな手 風に誘われ 手を振り手をふり 消えて行く 寂しさだけを 置いたまま

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  • #ポエム   会いたい

    会えない夜を 幾つ 涙で重ねたら 寂しさを 何度 夜に溶かしたら 会えるのだろうか あの人に

  • #詩 ブーメラン

    空に向かって 放り投げた怒りが 私をめがけて落ちて来た 胸に当たると 雪のように激しく散った 尖った怒りは ブーメラン 冷たい怒りは 哀しみとなって戻って来る 後悔の前を歩くのは 何時も理性を失った 弱い心 思慮深さに欠けた感情は 夕暮れへ帰る雲に預けよう 捨て場のない憤りは 薄い冬日の胸に沈めよ... 続きをみる

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  • #詩 寂しさ

    寂しいとは 林の中で 独りぼっちで 泣いている 自分に思えてくる そうであるなら この寂しさを 腹いっぱい むしゃむしゃと 食ってみたら 少しは 慰むることが 出来るであろうか 不安をおかずにして ぱくぱくと おかわりしてみたい それとも ネギ味噌の 焼きおにぎりにして 旅に 持って行こうか

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  • #ポエム あの人

    哀しみを 共有できる気がした 苦手な事が 一緒 笑顔が 下手 独りぼっちが 好き 涙もろさが 似ている 愛し方も 同じだったらうれしいな

  • #詩 アフタヌーン

    風が笑う 優しい昼下がり 潤んだ青空が 白い花を咲かせ始めた 時が 木漏れ日の中で 大きく欠伸をすると 風の揺りかごで 眠りにつこうとしている哀しみ

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  • #ポエム 秋空

    良い空だ 実に良い青空だ 冷たい風がみんな取り除いた 心がすっとした まるで さっぱりとした 湯上りの気分 このままにしておこう 何もいじらないでおこう 絵具を足さないでそっと見ていよう このまま 自然という 上等の額に入れて 上等の

  • #ポエム   現実

    酔いしれて 流されて 戻されて 現実(いま)を生きる 水の背に浮かぶ水の泡のように 生れては消えて行く日々 まるで 毎日が夢の中 だから 夢の中の現実を切り取って 心のネガにはっきりと残していこう 花のように健気に 水文字のように美しく 青い空のように澄んだ想いで・・・

  • #ポエム 祈り

    傷つけても 傷つけられても 残るのは心の痛み 悲しくならぬよう 寂しくならぬよう 何時も 穏やかな気持ちを 忘れないでいたい 重ねる日々の中で

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  • #ポエム あい

    むずかしいことばはいらない あいをつたえるのに とびっきりのえがおがあれば それだけでじゅうぶん ほんとうのおもいはかんたんなはず むずかしくするのはじぶんのこころ 

  • #ポエム 忘れない

    太陽が照らすことを止めないように 鳥が鳴く事を諦めないように 花が咲く事を惜しまないように 私も 微笑む事を忘れない

  • #詩 ミックスジュース

    生きて行く事は 苦しい 生きて行く事は 哀しい 生きて行く事は 寂しい 生きて行く事は それでも 時々 嬉しい 生きて行く事は 色々な味のするミックスジュース 甘かったり 苦かったり しょっぱかったり 嬉しかったり 哀しかったり 心の味がする

  • #詩 枯れ葉

    さようなら もう お別れだね 寂しくなるね 眩しかった日々が 昨日のことのように 今も 脳裏に残っているよ 細い枝先で揺れている 一枚の枯れ葉 涙も出ないほど 色を変えて カサカサに乾いている 風が吹く度に怯えて 揺れる度に 哀しみを重ねている ひび割れた ため息が 聴こえて来そうだ

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  • #詩 手紙

    記憶の片隅に追いやられた 夏の欠片を拾い集め 9月の封筒に入れた 少し冷たくなってきた 風の郵便で あなたに送ります 届いたら 封筒に耳を押し当て 聴いて下さい さらさらと 海の音が聴こえたら それは巻貝の調べ それは潮騒の囁き 鮮やかに蘇ったら そっと 心の海へ その夏を沈めて下さい そして 私... 続きをみる

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  • #ポエム 願い

    哀しみの沁みる日 多けれど 心よ! 噛み締めておれ 指の先より 心赤らむ喜びが 湧き上がる日まで

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  • #ポエム 願い

    私よ! 深き底より湧き上がる 言葉の泉でおれ 心よ! きらきらと ダイヤのように 潤っておれ

  • #詩 かなしみ

    さやかにも 哀しみが燃え盛る日には 私の心が疲れたるあかし そこの闇より現れ 私を脅かし 生きる力を削いでいく わなわなと 色濃く燃え滾る しかし 冷たい 寂しい 病んだ火だ

  • #ポエム 憂鬱

    カメレオンが 変幻自在自在に色を変える 高級なマジシャンの様に 鮮やかに 軽やかに くるくる くるくる 色を変える 赤くなったり 青くなったり 哀しみ色を出したり 引っ込めたり 休む事もなく 風の音にも 落ち葉のざわめきにも くるくる くるくる 色を変える ため息も吐けずに 休む事もなく ・・・

  • #ポエム  勇気

     一歩  踏み出す勇気と  同じくらい  一歩  後退する勇気も  時には必要

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  • #ポエム 恋

      綿菓子のような幸せは   99回のレモンの切なさと   たった 一度の   黒蜜のキスで出来ている   

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  • #詩  こころ

     生まれた時は みんな一緒 綺麗で 澄んだ 柔らかい心なのに 泣いて 怒って 喧嘩して 傷ついて 哀しんで 嘘をついて また 泣いて 想いが 折れて 疲れて 枯れて 何時の間にか 汚れて 汚い 縮んだ心になっている せめて 元に心に戻れなくても 綺麗な心にかえれなくても 普通の縮まない心でいたい ... 続きをみる

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  • #ポエム  しあわせ

      幸せは      愚痴と不満に            反比例

  • #ポエム  原石

    最初から 美しいものなんて 存在しない たとえば ダイヤモンド 元を辿れば 黒い石 磨かなければ ただの石ころ 魅力も魔力も出てこない だから 努力の前に魅力なし 魅力の後に努力有り

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  • #詩 秋の一日

    薄紅色の秋桜が 優しい風に遊んでる 風の香りに誘われて 私の心も優しくなれる じっと 目を閉じ 耳を澄ませ 風の中にあなたを想う 何気ない 秋の日の 何でもない 陽だまりで 通り過ぎて行く 何でもない 出来事

  • #詩 ちゅうぶらりん

    ちゅうぶらりんな心 雲にも届かず 木にも引っ掛からず 雨にも泣けず 風にも話せず 嬉しくも無く 悲しくも無く 悔しくもない 中途半端なちゅうぶらりん

  • #ポエム  哀しみ

    沈黙が 降りしきる夕暮れ 破り捨てたはずの哀しみを 寂しさが また 連れて来る

  • #詩 遠い想い

    それは 遠い昔の軌跡の先に 置き去りにされた 記憶の欠片 それは 深い 深い 青い 青い コバルトブルーの海の底で 静かに眠る巻貝の想い 切り取られた 風景の中で 幼子が 泣きながら 手から逃げた風船を 追いかけている 逃げた風船が ちさく ちいさく なっていく 幼子が ちさく ちいさく なっていく

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  • #ポエム 心の目

    年を取ると 視力は衰えるけど 心がけ次第で 心の目は 衰えることはない

  • #ポエム 無心

    美しく咲こうと思って 咲いている花は ひとつもない だから 美しい だから 心が惹かれる

  • #ポエム  素

    空のように 花のように 素の心 素の笑顔 飾らないから 美しい ありのままが いちばん

  • #詩 心の花

    花を植えましょう 心の花を 水をあげましょう 想いの水を 七色の花が咲くように 微笑みを添えて植えましょう 何時か 咲いた花を摘めたなら 寂しい胸に飾りましょう 心の中が赤らむように 優しい笑みがこぼれるように

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  • #ポエム 秋

    秋は 私に  泣けと言う  笑えと言う 寂しさを肴に 踊れと言う 酔えと言う

  • #ポエム  涙の元栓

    明けない夜がないように 止まらない涙もないはず だから 哀しい時は 我慢しないで 泣きたいだけ泣いたらいい 涙の元栓は 必ず 心が締めてくれるはずだから

  • #ポエム 幸せの欠片

    ひかる ひとつぶの なみだ ふるえる いってきの かなしみ おきざりにされた ひとつのおもい もとをたどれば どれも われた しあわせのかけらで できている

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  • #ポエム あめ

    夕立 それは 極めて冷静な思惑 天気雨 それは 光より速い心変わり

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