冬の陽を貪り歩く痩せた猫
2023年12月のブログ記事
-
-
-
-
-
-
昼間の太陽じゃ 眩しすぎて 月の灯りに憧れる 恋心
-
心に 百本のバラが咲いたら 君に打ち明けよう この胸のトキメキを
-
雪のように 静かに 泣けたらいいのに 誰にも 見られずに しんしんと 泣きたい時が有る 心が 微笑みを忘れかけた 寒い夜には・・・
-
あめのしずくは おそらのなみだ よごれたけしきを あらってくれる かなしみのしずくは わたしのなみだ こころのきずを いやしてくれる
-
赤い 赤い 小さな手 風に誘われ 手を振り手をふり 消えて行く 寂しさだけを 置いたまま
-
-
会えない夜を 幾つ 涙で重ねたら 寂しさを 何度 夜に溶かしたら 会えるのだろうか あの人に
-
-
寂しいとは 林の中で 独りぼっちで 泣いている 自分に思えてくる そうであるなら この寂しさを 腹いっぱい むしゃむしゃと 食ってみたら 少しは 慰むることが 出来るであろうか 不安をおかずにして ぱくぱくと おかわりしてみたい それとも ネギ味噌の 焼きおにぎりにして 旅に 持って行こうか
-
哀しみを 共有できる気がした 苦手な事が 一緒 笑顔が 下手 独りぼっちが 好き 涙もろさが 似ている 愛し方も 同じだったらうれしいな
-
風が笑う 優しい昼下がり 潤んだ青空が 白い花を咲かせ始めた 時が 木漏れ日の中で 大きく欠伸をすると 風の揺りかごで 眠りにつこうとしている哀しみ
-
良い空だ 実に良い青空だ 冷たい風がみんな取り除いた 心がすっとした まるで さっぱりとした 湯上りの気分 このままにしておこう 何もいじらないでおこう 絵具を足さないでそっと見ていよう このまま 自然という 上等の額に入れて 上等の
-
酔いしれて 流されて 戻されて 現実(いま)を生きる 水の背に浮かぶ水の泡のように 生れては消えて行く日々 まるで 毎日が夢の中 だから 夢の中の現実を切り取って 心のネガにはっきりと残していこう 花のように健気に 水文字のように美しく 青い空のように澄んだ想いで・・・
-
傷つけても 傷つけられても 残るのは心の痛み 悲しくならぬよう 寂しくならぬよう 何時も 穏やかな気持ちを 忘れないでいたい 重ねる日々の中で
-
むずかしいことばはいらない あいをつたえるのに とびっきりのえがおがあれば それだけでじゅうぶん ほんとうのおもいはかんたんなはず むずかしくするのはじぶんのこころ
-
太陽が照らすことを止めないように 鳥が鳴く事を諦めないように 花が咲く事を惜しまないように 私も 微笑む事を忘れない
-
-
生きて行く事は 苦しい 生きて行く事は 哀しい 生きて行く事は 寂しい 生きて行く事は それでも 時々 嬉しい 生きて行く事は 色々な味のするミックスジュース 甘かったり 苦かったり しょっぱかったり 嬉しかったり 哀しかったり 心の味がする
-
さようなら もう お別れだね 寂しくなるね 眩しかった日々が 昨日のことのように 今も 脳裏に残っているよ 細い枝先で揺れている 一枚の枯れ葉 涙も出ないほど 色を変えて カサカサに乾いている 風が吹く度に怯えて 揺れる度に 哀しみを重ねている ひび割れた ため息が 聴こえて来そうだ
-
-
哀しみの沁みる日 多けれど 心よ! 噛み締めておれ 指の先より 心赤らむ喜びが 湧き上がる日まで
-
私よ! 深き底より湧き上がる 言葉の泉でおれ 心よ! きらきらと ダイヤのように 潤っておれ
-
さやかにも 哀しみが燃え盛る日には 私の心が疲れたるあかし そこの闇より現れ 私を脅かし 生きる力を削いでいく わなわなと 色濃く燃え滾る しかし 冷たい 寂しい 病んだ火だ
-
カメレオンが 変幻自在自在に色を変える 高級なマジシャンの様に 鮮やかに 軽やかに くるくる くるくる 色を変える 赤くなったり 青くなったり 哀しみ色を出したり 引っ込めたり 休む事もなく 風の音にも 落ち葉のざわめきにも くるくる くるくる 色を変える ため息も吐けずに 休む事もなく ・・・