詩 秋模様
何処かで
パキンと
季節の割れる音がした
隙間から
冷たい風が吹き出すと
コスモスが顔を揺らしては
アキアカネがすーいすいと
空を舞う
下戸のななかまどは
すぐに
風に酔って赤い顔をした
祈りの前の信徒のように
息を潜め空を見つめるのは
秋の主役の紅葉や楓たち
風は
夏の足跡を消しながら
里山から街へと
冷たさを運んで行く
私の傍らで
こうして
秋は
果物が熟すように
静かに 色濃く
育っている
「詩とファンタジー」入選作品 改作
詩を主にブログに載せております
日々の心模様、自然の様子などを拙い言葉で
綴っております
何処かで
パキンと
季節の割れる音がした
隙間から
冷たい風が吹き出すと
コスモスが顔を揺らしては
アキアカネがすーいすいと
空を舞う
下戸のななかまどは
すぐに
風に酔って赤い顔をした
祈りの前の信徒のように
息を潜め空を見つめるのは
秋の主役の紅葉や楓たち
風は
夏の足跡を消しながら
里山から街へと
冷たさを運んで行く
私の傍らで
こうして
秋は
果物が熟すように
静かに 色濃く
育っている
「詩とファンタジー」入選作品 改作
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